おうち時間はメグたんと
皆さまこんばんは。
本日は、はてなブログのお題「#おうち時間」への投稿です。
「おうち時間」
皆さまはどう過ごされていますか?
管理人はドールハウスならぬメグたんハウス作りに励んでいます。
メグたんというのは、ポータルサイトgooのマスコットキャラクターの子ヤギさん。
可愛くって大好き。白いモフモフに弱い管理人です(〃ω〃)
今までに何度かメグたんのぬいぐるみが当たるプレゼント企画があったのですが、大人気のため毎回はずれ…。「頼むから売ってくれ!!!」と叫びながら枕を濡らした夜もありました。
それがこの度マルシェル by gooで販売されたため、やっとやっとうちの子になったのです。販売してくれてありがとうgoo!!感謝〜〜〜!
で、「自宅待機中で特にやることないし、服とか作って着せたろかな〜」なんて考えたところから、
服着せたら小さい椅子に座らせよう→でもミニチュア家具持ってない→家にある物で何か作ろう→椅子があるならベッドも欲しいな→それならお部屋みたいな感じにしよう!
といった思考経路をたどり、メグたんハウス作成に着手することと相成りました。そして苦手な服作りは後回しにw
管理人、工作は楽しくやれるのですが、裁縫はとっても苦手です。
そうしてスポンジとか布を切ったり貼ったり縫ったりして、なんとかソファーだけ完成しました。作りが雑なのは見逃してください。これでも精一杯です。
「完成したの、昨夜の午前3時だっだお!」 byメグたん
そうそう、こういう作業する時に作業効率が上がる音楽ってありますよね。管理人はナチュラルハイという女性デュオ(解散してます)の曲がそれです。変な言い方ですけど、心拍数に心地いいんですよね。メロディが作業する時の心拍数に合ってるというか。ともかく作業が捗ります。
そんなわけで、この数日はナチュラルハイをヘビロテしてます。
※最初に入っているのはナチュラルハイの別の楽曲(インストゥルメンタル)です。このピアノもめっちゃカッコいいですが、「88の色彩」が始まるのは30秒くらいからです。
これはヘビロテしてるうちの一曲。こんな感じの曲をBGMに、メグたんハウスを鋭意作成中なのであります。
家にある資材が底をつくまで頑張りますw
メグたん公式サイトはこちら↓ megutan.goo.ne.jp
寝る前に…
猛威を奮い続ける新型コロナウイルス。我が国でも遂に緊急事態宣言が発令されましたね。名古屋は県の独自宣言だけど。
そんな中、皆様いかがお過ごしですか。
管理人は4月から新生活が始まる予定でしたが、コロナの影響で始業が延期となったため自宅待機中です。
思いがけず空いた時間。せっかくなので有意義に過ごそうと思いつつも、撮り溜めた写真をインスタグラムにアップしたり、DIYしたり(そして失敗作増産)、すぐカオスになる各種引き出しの整理をしたりーと、普段とさほど変わらない日々を送っています。
引き出しの中ってどうしてああすぐゴチャゴチャになっちゃうんでしょう。(←使い方が雑だからです。)
本当は溜め込んでる旅行記を書こうと思ってたんですけど、コロナ疎開する人がいるとの報道を見てやめました。管理人の旅先ってたいてい人口密度の低い土地なので…。
いろいろ不安で仕方がないですけど、今、自分ができることをするしかないですよね。
管理人にできることは、不要不急の外出を控えることと、手洗いうがいと三密回避を徹底して、感染予防と拡散防止に努めること。ほんとは遠くへ野鳥撮りに行きたいけど、ガマンガマン!
しばらくは雑記を更新するつもりでいます。頻度は低め安定と思われますが…。
インスタグラムはわりとアップしていますので、よろしければ時々チェックしてください。フォロー大歓迎!ブログから来ましたとコメントなり頂ければフォロバ致します。
いつぞや撮った寒そうな鳩。鳩は幸せの象徴ということでペタリ。世界に幸せ運んでおくれ〜。
1日、いや、1秒でも早くコロナが収束しますように。
父と上高地へ(5)帰り道ダイジェストと締めくくり
上高地旅行記、残すは宿泊先の徳澤園から上高地バスセンターまでの帰り道のダイジェストのみ。
来た道を帰るだけなので割愛しても良かったのですが、貼っておきたい写真(涸沢の写真)があったのと、この旅を通じて思ったことを残しておきたくて記事にしました。
【これまでの記事】 dokutabi.hatenablog.jp
徳澤園~上高地バスターミナルへ
8時半ごろにチェックアウトを済ませ、前日に来た道を戻り上高地バスセンターを目指しました。
2日目も天気回復せず。依然としてお山は見えません。
徳沢周辺にはお猿さんがいっぱい。前日よりも近くにいたので1枚パチリ。
道は相変わらず凍っていましたが、気温が多少上がったため前日よりは幾分かマシになっていました。
ただ、徳沢を出てすぐ冷たい雨がしとしと降り始めたので、体感気温は前日より寒い!
のんびり進んで雨に打たれるより早くバスターミナルに着いた方が体力的にラクだろうと判断し、小休憩を何度か挟む程度にしてガシガシ歩きました。
もうすぐ河童橋。透き通った梓川に水草が揺れています。
11時頃バスターミナルに到着しました。少し早いけど、バスターミナルにある上高地食堂でランチです。
管理人が食べたのはビーフカレー。じっくりことこと煮込んであって美味しかったです。
この後はシャトルバスであかんだな駐車場に戻り、名古屋へ帰りました。
いずれ必ず行く!憧れの涸沢
今回の記事のメインはある意味これです。
徳澤園で写真を見て惚れ込んだ、燃える涸沢。
(写真は「フリー素材ぱくたそ」]さんよりお借りしました。)
この写真を貼っておきたかったんです。皆様にお見せしたかった。(私が撮ったのじゃないけどw)
これほどの絶景時期にはなかなか行けないだろうけど、紅葉の涸沢に行きたい。すっごく。
いつ行けるかな。今年は無理かな…。来年には行きたいな。
ま、まずはトレーニングに励もっと!(・∀・)
涸沢(からさわ)は、上高地などから穂高連峰に登る手前の中継地点で、カールと呼ばれる、氷河期にできた渓谷です。日本有数の登山基地で、山小屋も、涸沢ヒュッテと涸沢小屋の2軒がある他、シーズンにはカラフルなテントが立ち並びます。7~8月まで大きな雪渓があり、夏スキーのゲレンデにもなります。
また、涸沢は、全国に名だたる山岳紅葉の名所で、信州の紅葉の名所の中で最初に色付く場所の一つです。そのナナカマドが真っ赤に色づく紅葉は、「涸沢が燃えている」と言い表されます。紅葉の見頃は10月上旬頃です。出典:信州とっておき情報
この旅を終えて
今回の旅は、父からの「上高地で令和元年を迎えよう!」というお誘いがきっかけでした。
今までの苦しいばかりの山行ですっかり山恐怖症になっていた管理人は、どうしようかすごく迷いました。また苦しい山行だったらイヤだし、長い道中の会話が持つのかという心配もあるし。
何度も書いていますが両親は管理人が幼少期に離婚しているため、管理人には父と過ごした記憶がほとんどありません。大人になってから父が突然我が家を訪ねて来るまで、父とは連絡を取ったことすらありませんでした。
そのため、管理人にとって父とは、「他人ではない」けど「家族でもない」という存在で、「父親という族柄である」という認識はあるけれど、自分にはあまり関係のない人…という感覚でした。
例えるならば、「あまりよく知らないけど存在は知ってる遠い親戚のおじさん」といった感じでしょうか。本当に遠い存在だったのです。
再会してからは数年に一度食事をしていますが、それで心的距離が縮まるかと言えばそうでもなく、相変わらず「遠い親戚のおじさん」でありました。
それだけに、「2人で旅行?しかも山!?」と躊躇したわけです。
でも、案ずるより産むが易しでした。
話題に特に困ることなく、無言の時間もさほど苦にならない。さすがに母といる時ほどのリラックス感や気の置けなさはありませんが、それでも思っていた以上に気楽に過ごせました。
まぁ多少はお互いによそよそしいというか、ぎこちない空気になることはありましたけどね(^^;
それでも、この旅行を経て、少しだけ父を身近に感じられるようになった気がします。行きたいところへどんどん行ってしまって同行者とはぐれるという悪癖や、幅狭甲薄で靴選びに苦労する足が父譲りであることも発覚しましたし…。
何というかもう、遺伝おそるべし。
あとは「上高地」が管理人のレベルに合ったハイキングであったことと、「徳澤園」という素敵な宿のおかげもあり、思い出に残るいい旅になりました。
山も好きになりました。涸沢行くとか言い出すくらいに…w
機会があれば、また父と上高地へ行きたいなーと思っています。
あ!でも、父と行くと野鳥が逃げてくんだよなぁ…。
父、熊鈴を小さいのから大きいのまで合わせて6個か7個つけていて、歩くとリンリンリンリン五月蝿いんですよ。野鳥ウォッチャーからしたら公害レベルの騒音です。平気なのは猿とカラスくらい (´д`)
次に上高地へ行く時は野鳥やオコジョとの出会いも期待したいから、やっぱり一人で行こっと!へへ。
父と上高地へ(4)氷壁の宿 徳澤園・後編
両親が幼少期に離婚して以来ほとんど会ったことのない父と、初めて2人旅しました。行き先は上高地。その旅行記を書いています。
今回は宿泊先の「氷結の宿 徳澤園」のレビュー後編です。
【これまでの記事】 dokutabi.hatenablog.jp
気持ちのよいお風呂でサッパリした後は、ばんごはーん♪
お昼におにぎり1個と、道中におやつをちょっと食べただけだからお腹ペコペコです。
余談ですが、お昼に食べたおにぎりは父の手作り、道中に食べたおやつは私の手作りです。(山用の簡単おやつです。いつかレシピ公開したい!)
申し合わせたわけではなく、「せっかくだから手作りのものを…」とお互いに思ったようです。同じこと考えたんですね。しかも昼食とおやつって役割分担もできてるし。DNAのなせる業なのでしょうか。
父とは人生のほとんどを関わりなく生きてきたから「親子」という実感があまりなかったけれど、「やっぱり親子なんだな~」と感じた出来事でした。
友達同士でもあり得そうな偶然だけどネ(笑)
閑話休題。お待ちかねの夕食です。
夕食
お待ちかねと言いつつメニュー表だけですみません。お腹空きすぎてて写真撮る余裕がありませんでした…。
お食事は、個室の人と相部屋の人とで内容が違います。管理人たちは相部屋メニュー。個室メニューと比べると少なく見えますが、十分すぎるほど豪華でした。
サーロインステーキに岩魚、山菜そば、どれもすごく美味しかった。
特に岩魚が絶品でした。下界で食べる川魚とはまったくの別物で、川魚特有の臭みがないし、身がふっくらふわふわ!
最初はちょっとお上品に食べ始めたんですが、あまりの美味しさに気づいたら頭からバリバリいってましたw
また食べたいなぁ。
あと、お米もとっても美味しかった!
館内の様子
お風呂に行く前と食後に館内散策もしました。
これはお風呂に行く時に通った場所。お部屋は2階でお風呂や食堂は1階なので、1階に行くところです。
韓国の李氏朝鮮時代の箪笥がありました。あと、見切れてますが、箪笥の上にはガレのランプも。
キツネかな?可愛いです。
これは別の階段に飾ってあった豪華な着物。女将さんが嫁いで来る時に着て来た打掛だそう。きれ~い!
こちらはラウンジ…の、一角。実際はもっと広いです。沢山の人が寛いでいたので、差し支えないところを撮ったらこうなりました。
レトロな天井。
2階にも談話スペースがあります。
壁には作家・井上靖氏が徳沢園のために1枚だけ書いた直筆の「氷壁」の原稿が飾られていました。
それから、紅葉萌ゆる涸沢カールを背景に佇む井上靖氏の写真も飾られていました。日本一と言われる涸沢カールの紅葉は、写真で見てもため息が出るほど美しかったです。
いつか行きたい。いや、行こう。いつか必ず涸沢に行く。
そして、あの絶景をカメラに収めるんだ。
今まで目標なく山歩きしてたけど、今日からは涸沢が目標だ!
と、1人胸を熱くしながら館内をぐる〜っと一周。木のぬくもりを感じる内装に、センスの良いアンティーク家具と調度品の数々。ところどころにお花が飾られていて、どこもかしこも素敵でした。
山好きな人から憧れの宿と言われているのも納得です。
徳澤園のお土産
館内散策ついでに、みちくさショップでお土産を購入しました。
【The North Face×徳澤園】コラボスタッフバッグ(2,200円)
色は白、黒、赤と2019年の限定イエローの4色あったので、迷わず限定イエローを購入。
山吹色っぽい暖かみのある黄色、好きです。柄も可愛い♪
裏はノースフェイスのロゴが入ってます。
ノースフェイスのスタッフバッグは薄くて軽いのに強いので、何枚でも欲しくなります。
父の分も買って今回の旅のお礼&記念にプレゼントしたら、お返しにバンダナをもらってしまいました。
山岳雑誌「山と渓谷」の付録かな?
北アルプスの地図がプリントされています。
あっ、徳澤園ハッケン!
あれもこれも欲しいと言いながら、今回は散財しませんでした。現金をあまり持って行かなかったのと、目移りしすぎて却って買えなかったっていう。
選択肢が増えると選べなくなってしまう管理人でした。トホホ。
でも、次に行った時はチコバッグとシリコンのお財布買うって決めてるんだ。
朝食とサプライズ
翌日の朝食は、ごはん、みそ汁、卵料理とヨーグルト…というラインナップ。さわやかな空気の中で食べる朝食の美味しいこと!
そしてそして、なんと徳澤園から宿泊者全員に素敵なサプライズがありました。
令和元年のお祝いに…
紅白餅のお振舞い!
お、おっぱいみたい…と思ってしまったw
粋な計らいに嬉しくなりました。帰宅してから母と食べましたが、もっちもちで柔らかくって、とーーーっても美味しかったです。
徳澤園に泊まって
ここまでにも十分褒めちぎってきたので読んでいる人にはもうお腹いっぱいかもしれませんが、本当に素敵な宿でした。
山小屋とは思えないほどの快適さに加え、ところどころに飾られたお花やほっこりする動物のモチーフ、お餅のお振舞いなど、それがなくても宿泊者が困らないことにまで心配りがあり、宿の「気持ちよく泊まってもらいたい」という心意気を感じました。
郵便配達も宅配便も来ないこの山奥で、どうやってこれだけの物を用意しているのか…。その努力にただただ敬服します。
スタッフの皆さんの笑顔にも癒されました。
消灯後から翌朝暖炉に火が入るまでの間がめっちゃ寒かったり、携帯・カメラの充電がお部屋でできない(廊下に共用の棚があります)など多少の不便はありますが、あくまでも「山小屋」なので、そういったことも含めて「山」を楽しめれば素晴らしい宿だと思います。
管理人はまた泊まりたい…というか泊まりに行こうと思っています。
さて、父と2人旅、もう少しだけ続きます。
父と上高地へ(3)氷壁の宿 徳澤園・前編
明神から1時間半~2時間弱ほどで上高地の奥座敷・徳沢に到着しました。
通常は1時間ちょっとで着ける距離ですが、景色を眺めたりお猿さん見るのに時間を費やしたのと、道が凍っていてかなり慎重に歩いたため時間がかかりました。
本日は、ここ徳澤にある「氷壁の宿 徳澤園」に泊まります。
氷壁の宿 徳澤園とは
井上靖氏のベストセラー小説「氷壁」に登場する宿です。
槍ヶ岳、穂高連峰の登山基地としてはもちろん、山には登らず奥上高地でのんびり過ごしたい人にも人気の宿。
所在地など
〒390-1516 長野県松本市上高地
TEL:0263-95-2508
FAX:0263-95-2512(4/27〜11/3)
FAX:0263-39-2041(11/4〜4/26)
電話受付時間:9:00〜18:00
web:徳澤園
氷壁(ひょうへき) 井上靖著
共に奥穂高に挑んだ友が、切れるはずのないザイルが切れたため墜死した。主人公は、醜聞に晒されながらも友の死の真相究明に全力を注ぐ。山を愛する男たちの恋愛と友情を描いた長編小説。
1955年に実際に起きたナイロンザイル事件がモデルとなっている。
ナイロンザイル事件は、ナイロンザイル(登山ロープ)の弱点が原因で墜死した登山者の遺族と、その弱点を隠ぺいしようとするメーカーとの20年にも及ぶ闘いです。日本の登山史を語る上で外せない重要な事件であり、また、消費生活用品の安全や製造物責任のあり方にも一石を投じた事件です。
関連リンク
■第 28 回名古屋大学博物館企画展記録 「氷壁」を越えて─ナイロンザイル事件と石岡繁雄の生涯─
■石岡繁雄の志を伝える会
エントランスと売店
古くからある山小屋と聞いて質素な小屋をイメージしていたけど、旅館やホテルと言った方がしっくりくる瀟洒(しょうしゃ)なエントランス。
ウェルカムボードもお洒落。
お隣は、みちくさショップ。徳澤園のお土産屋さんです。これまた可愛い外観!
窓越しに見えるカラフルな小物たちが、管理人の購買欲を猛烈にプッシュします。財布の紐が緩む音が聞こえた気がしました。
みちくさショップは宿の中からも繋がっています。中から見るとこんな感じ。
こんなオシャレな感じに置いてあると、あれもこれも欲しくなってしまう~。ああ、お財布が緩むの通り越して開いとる…!
けど、その前に、チェックインを済ませてお部屋へ行きましょう。
お部屋(1人ボックスタイプ)
短い階段の先にある左右のボックスが管理人と父のお部屋。1人ボックスタイプのお部屋です。
お部屋の入口にカーテンがあり、プライベートの確保はバッチリ。
山小屋は男女相部屋というケースもあり、そうした場合着替えが大変なのですが、これなら着替えも気兼ねなくできますね。
お部屋の中。お布団1枚分くらいのスペースに、きれいなお布団と毛布が用意されています。山でこんなきれいなお布団で眠れるとは感激です。
お布団敷くとこんな感じ。
あれ?この感じ、どこかで見たことがある。
そうだ、押し入れベッドだ!
管理人は小学生の頃、どらえもんに憧れて押し入れの上段をベッドにしていたことがあります。押し入れにマットと布団を敷いただけの簡素な「寝床」だったけれど、その簡素さが秘密基地っぽくてお気に入りでした。
懐中電灯とお気に入りの本を持ち込んでは読書に耽り、「目が悪くなる!」と母に叱られたっけ。
その押し入れベッドを彷彿とさせるお部屋は、初めて来たのに昔から知っているような不思議な感じ。リラックスできました。
小窓と小机もあります。小机に向かって日記でも書きたくなるような雰囲気。
山小屋には珍しくアメニティもついています。この若草色の可愛い袋にフェイスタオルと歯ブラシが入っていました。ありがたい。
山小屋でのルール
山小屋では夕食やお風呂の時間、消灯時間が決まっていることが多いです。
徳澤園では夕食時間は2部制(時間はチェックインの時に教えてもらいます)で、お風呂は20時まで。消灯は21時でした。
管理人たちの夕食は19時からでしたので、夕食までにお風呂に入ることにしました。
お風呂
■宿泊客のみ利用可。
■時間:14:00〜20:00
■備え付け:石鹸のみ。シャンプーは要持参。
広くてきれいな浴室に、柔らかないいお湯でした。信濃白炭の湯だそう。温泉ではないけど気持ちよかったです。
湯舟に面した大きな窓からは小川が見え、ロケーションもばっちり。
脱衣所には壁に設置されたドライヤー2台と、なんとダイソンのドライヤーもあります。びっくり!思いがけなくセレブ体験できてヒャッホゥ(≧▽≦)♪
バスタオルはないので、必要な人は持参する必要があります。管理人は速乾タオルを持って行きました。
愛用品はこれ。
登山用ではありませんが、綿タオルより乾きが速く、かさばらないので愛用しています。何より安い。登山用だとこの大きさなら数千円しますからね…。お風呂の後はお待ちかねの夕食タイム。長くなるので後編に続きます。
父と上高地へ(2)穂高神社奥宮と明神池
父と初めての二人旅。
山はいいね。山好きだ。ボクが死ぬ時は滑落か遭難だと思ってる。
いきなり不吉すぎるわ!
などという不穏な会話をしながらゆるゆると歩き、河童橋から1時間ちょっとで明神に到着しました。
明神には明神館という食堂&民宿(写真奥の建物)と公衆トイレがあり、休憩スポットになっています。
そして、日本アルプスの総鎮守・穂高神社奥宮があります。
神社大好き管理人。今回の旅の一番の楽しみは、この秘境の神社に立ち寄れることでした。境内には上高地のみどころの一つである明神池もあり、ひじょーに楽しみです♪
それに、本日は神社近くの山小屋で昼食の予定のはず。お腹も空いてるし、早く行きたーい!
穂高神社奥宮は梓川右岸コース沿いにあるため、左岸コースを行っていた管理人たちは、明神橋を渡って右岸コースを少し戻る形となります。
明神橋は、河童橋ほどではないものの混雑していました。
橋の上から見た梓川。お山は相変わらず霧の中。
しばらく平坦な道を進むと鳥居が見えてきました。
鳥居の先には嘉門次小屋という山小屋&お食事処があります。
嘉門次小屋では、いけすからすくったばかりの岩魚を囲炉裏で焼いてくれます。それが素晴らしく美味であると、お昼はぜひここで食べようと、出発前から父に散々聞かされていました。
炭火でじっくり焼いた岩魚の塩焼き…お、美味しそ〜!
でも、父スルー。嘉門次小屋を覗く気配すらありません。え、何故に???問うてみたら、お昼ご飯はシャトルバスの中で食べたでしょうって。
確かに、父特製のチャーハンおにぎりチーズインとやらを1つ分けて頂きましたが。
え
まさかそれ!?
( ゚д゚ )
……散々期待させておいて…嘉門次小屋で岩魚食べるって…それはそれは楽しみにしてたのに…
悲しみが止まらないいいいい(つД`)ノ
ま、まあ、父の手料理(?)食べる機会なんて最初で最後でしょうからね…。有り難いと思っておきましょう…。嗚呼、岩魚…。
気を取り直して、穂高神社奥宮の明神池までやって来ました。明神池は大小2つの一之池と二之池からなる池で、冬でも全面凍結しない神秘の池です。ここは一之池。
桟橋の先っぽ(父の立ってるところ)が遥拝所となっています。岩魚の悲しみは一旦忘れて(まだ言っとる)、心静かにお参りしました。
※明神池に進むには、社務所で拝観料300円を納める必要があります。
透き通った水面に緑の木々が映りこみ、まるで鏡のよう。別名「鏡池」と呼ばれるそうですが、その名の通りですね。
こちらは二之池。
池の透明度の高さはこちらの写真の方がわかりやすいかも。池の底まで見えています。
最後に御朱印を頂いて、神社を後にしました。
穂高神社奥宮のご朱印。
と、ここで事件が。
父が「ストックがない!」と言うのです。恐らく、明神橋を渡る前に立ち寄った明神館に忘れて来たのだろうと…。
誰かが持って行ってしまうと大変です。大急ぎで明神館に戻りました。
小雨が降る中、再び明神橋を渡って明神館へダッシュ!
ストックは無事でした。いや〜、良かった良かった。
ストックが無事だった途端に「山好きに盗難する人なんていないから!」と鼻を膨らます父に、(さっきまで真っ青だったのに…^^;)と思ったのはヒミツですw
せっかくなので明神館で休憩。冷えた体に熱いコーヒーが染み渡る〜。
休憩後は再び徳沢を目指します。
河童橋から明神までの道よりも少し傾斜がキツくなりました。
白い塊は雪!山って本当に平地とは別世界だなぁ。
徳沢まで残り1kmくらいのところで、猿の親子に遭遇しました。ボケちゃったけど、道の真ん中に赤ちゃん猿がいます。
赤ちゃんをお腹に抱いて歩くお母さん。赤ちゃんの顔だけ見えてるの、わかるかなぁ?
よく見ると他にもお猿さんがいっぱいいましたが、持って行ったコンデジではズームが届かないので撮るのを諦めました。
そう、雨予報だったのでミラーレスカメラを持って行かなかったんですよね。ミラーレスには中望遠のレンズをつけてるので、もうちょっと撮れたはず。あ〜、超後悔!!
左手に広がる景色。すごーく綺麗で感動したんですが…伝わる写真が撮れなんだ…orz
悠然と構えるお山の緑に樹木の赤茶が映えて、とっても綺麗だったのです。風景写真ムズカシイ(´・_・`)
さて、まもなく徳沢です。
父と上高地へ(1)服装と河童橋から明神まで
昨年、平成31年4月30日をもって平成は終わりを告げ、翌5月1日より令和元年となりましたね。 その平成最後の日、皆様はいかがお過ごしでしたか?
管理人は長野県の上高地におりました。
父と 。
両親は管理人が幼少の頃に離婚しているため、管理人には父と過ごした記憶がほとんどありません。
どういうわけか大人になってから数年に1度くらい会うようになったんですが、会ってもちょっと食事する程度で、そんなに長い時間を過ごしたことはありませんでした。
それがまさか旅行することになるとは。しかも2人で。ビックリです。
会話もつのかw
なんてちょっぴり不安を感じながらも、きっといい思い出になるし、父への親孝行にもなるかなと思って行って参りました。
と言いつつ、すべて父におんぶに抱っこでお世話になりっぱなしだったので、本当に親孝行になったかは謎ですがw
上高地って?
長野県松本市にある山岳景勝地。トレッキングから本格登山まで楽しめる山岳リゾートです。標高は約1500メートル。
景観の美しさから、「特別名勝」と「特別天然記念物」の2つに指定されています。この2つの称号を持つのは、日本国内では黒部峡谷と上高地のみだそう。( 2020年2月現在)
コースのイメージはこんな感じ。
バス停のある大正池か上高地バスターミナルがスタート地点となります。
管理人が行った時は、大正池、河童橋周辺、明神あたりが人気で混雑していました。特に河童橋がすごかった(^_^;)
管理人は徳沢に1泊したので、上高地バスターミナルから徳沢(簡易イメージの赤マル地点)を歩きました。
旅程
今回は父運転の車で行きました。
- 早朝、まだ暗いうちに名古屋出発
- 11:00頃 あかんだな駐車場に到着
- あかんだな駐車場発のシャトルバスに乗って上高地バスターミナルへ(所要時間30分くらい)
- 昼すぎ〜16:00 上高地バスターミナルから徳沢までハイキング
- 徳沢園泊
上高地はマイカー規制のため、車は平湯のあかんだな駐車場(高山方面)や沢渡駐車場(松本方面)に停めて、そこからシャトルバスで移動します。
天候と服装
天気と気温
曇り時々雨
気温はチェックし忘れました。すみません。
前日まで雪が降っていたとかで、とっても寒かったです。完全に冬でした。
服装
がっつり登山装備で行きました。
アウター: ソフトシェルジャケット(ちょっとした雨なら防げる防風ジャケット)
トップス:ウールのアンダーウェア(山用・吸汗速乾)、長袖Tシャツ
ボトムス:サポートタイツとトレッキングパンツ
その他小物:帽子、手袋、靴下
靴:トレッキングシューズ(マムートT エナジー)
雨具&防寒着:レインスーツとフリースジャケット
ザック:グレゴリーの34リットル
雨具と防寒着は状況に応じて脱ぎ着してましたが、朝夕はほんっとに寒かったし、雨もよく降ったので持って行って良かったです。
服装のオススメ
気温が平地より5〜10℃ほど低いので、真夏であっても長袖や薄手の防寒ジャケットは必須です。
大正池から河童橋までは、アップダウンが少なく道もかなり整備されているので、動きやすい服なら軽装でも行けなくはない印象でした。靴も履き慣れたスニーカーで行けそう。
でも、明神や徳沢を目指す場合は、今回管理人が着ていたような山登りスタイルで行った方がいいと思います。
特に靴はトレッキングシューズを推奨します!!
整備されていると言っても山道ですし、道がぬかるんでいることもあります。そして意外と沢山歩きます。自分で歩くしか帰る方法がない上に、街中のようにあれこれ売っているお店はありません。
途中で靴擦れを起こしたらほんっとに地獄ですから、足元は万全を期すことをオススメします。
天候が変わりやすいので雨具も必須です。両手が空けられるレインスーツがあると便利!
上高地バスターミナル~明神
名古屋から上高地へは高速バスを乗り継ぐか車で行くしかありません。(夏季のみ直通バスあり)
また、上高地はマイカー規制が行われているので、車で行った場合は平湯か沢渡の駐車場からバスかタクシーを利用する必要があります。
管理人たちは車で平湯のあかんだな駐車場まで行き、あかんだな駐車場からシャトルバスで上高地バスターミナルに移動しました。
上高地バスターミナルにはログハウス風のレストハウスが立ち並び、なんとも小洒落た雰囲気です。
郵便局もログハウス風。ここでは郵便事業のみ行っているそう。
バスターミナルから5分ほど歩くと河童橋です。上高地のシンボル的スポットですね。写真には人がさほど写っていませんが、実際にはかなり混雑していました。
河童橋の下は清流・梓川が流れます。雨の時は川は濁るものだと思ってたけど、この悪天候の中でも透明感を失わない清らかさ。
河童橋のたもとからは、晴れていればこんな絶景が見られるのですが…。
嗚呼、霧の向こう側。
近くにオシャレなカフェがあったのでコーヒーでも飲みたかったのですが、夕方までに宿に着かないと真っ暗になってしまうので先を急ぎます。
ここから先は明神までトイレがないとのことだったので、トイレを済ませて出発です。因みにトイレはチップ制(100円)。
明神に続く道に入ると、こんなに雪が!4月末とは思えません。
河童橋から明神に続く道は、湿原や梓川の上を通る梓川右岸コースと、森の中を行く梓川左岸コースの2つあります。
管理人達は右岸コースを行く予定でしたが、前日の雪のためにまさかの通行止め。予定を変更して左岸コースを行くことになりました。
解けた雪と雨でぬかるむ道。水たまりを避けながら歩きます。
起伏の少ない緩やかな道で最初は歩きやすかったのですが、途中から道の大部分が凍っていて、気をつけていてもツルッと滑るので大変でした。
っていうか父、1泊2日なのに何故そんなに大荷物なの…(^_^;)
左手には梓川と白くけぶる山々。
時々降る雨のせいでしょうか、鳥の1羽も見かけず。野鳥観察も楽しみにしていたので、ちょっと残念でした。遠くで声はしてたんだけどなぁ。
さて、父の登山話を聞きながら森の中をゆるゆると歩くこと1時間ちょっと、明神に到着しました。