父と初めての二人旅。
山はいいね。山好きだ。ボクが死ぬ時は滑落か遭難だと思ってる。
いきなり不吉すぎるわ!
などという不穏な会話をしながらゆるゆると歩き、河童橋から1時間ちょっとで明神に到着しました。
明神には明神館という食堂&民宿(写真奥の建物)と公衆トイレがあり、休憩スポットになっています。
そして、日本アルプスの総鎮守・穂高神社奥宮があります。
神社大好き管理人。今回の旅の一番の楽しみは、この秘境の神社に立ち寄れることでした。境内には上高地のみどころの一つである明神池もあり、ひじょーに楽しみです♪
それに、本日は神社近くの山小屋で昼食の予定のはず。お腹も空いてるし、早く行きたーい!
穂高神社奥宮は梓川右岸コース沿いにあるため、左岸コースを行っていた管理人たちは、明神橋を渡って右岸コースを少し戻る形となります。
明神橋は、河童橋ほどではないものの混雑していました。
橋の上から見た梓川。お山は相変わらず霧の中。
しばらく平坦な道を進むと鳥居が見えてきました。
鳥居の先には嘉門次小屋という山小屋&お食事処があります。
嘉門次小屋では、いけすからすくったばかりの岩魚を囲炉裏で焼いてくれます。それが素晴らしく美味であると、お昼はぜひここで食べようと、出発前から父に散々聞かされていました。
炭火でじっくり焼いた岩魚の塩焼き…お、美味しそ〜!
でも、父スルー。嘉門次小屋を覗く気配すらありません。え、何故に???問うてみたら、お昼ご飯はシャトルバスの中で食べたでしょうって。
確かに、父特製のチャーハンおにぎりチーズインとやらを1つ分けて頂きましたが。
え
まさかそれ!?
( ゚д゚ )
……散々期待させておいて…嘉門次小屋で岩魚食べるって…それはそれは楽しみにしてたのに…
悲しみが止まらないいいいい(つД`)ノ
ま、まあ、父の手料理(?)食べる機会なんて最初で最後でしょうからね…。有り難いと思っておきましょう…。嗚呼、岩魚…。
気を取り直して、穂高神社奥宮の明神池までやって来ました。明神池は大小2つの一之池と二之池からなる池で、冬でも全面凍結しない神秘の池です。ここは一之池。
桟橋の先っぽ(父の立ってるところ)が遥拝所となっています。岩魚の悲しみは一旦忘れて(まだ言っとる)、心静かにお参りしました。
※明神池に進むには、社務所で拝観料300円を納める必要があります。
透き通った水面に緑の木々が映りこみ、まるで鏡のよう。別名「鏡池」と呼ばれるそうですが、その名の通りですね。
こちらは二之池。
池の透明度の高さはこちらの写真の方がわかりやすいかも。池の底まで見えています。
最後に御朱印を頂いて、神社を後にしました。
穂高神社奥宮のご朱印。
と、ここで事件が。
父が「ストックがない!」と言うのです。恐らく、明神橋を渡る前に立ち寄った明神館に忘れて来たのだろうと…。
誰かが持って行ってしまうと大変です。大急ぎで明神館に戻りました。
小雨が降る中、再び明神橋を渡って明神館へダッシュ!
ストックは無事でした。いや〜、良かった良かった。
ストックが無事だった途端に「山好きに盗難する人なんていないから!」と鼻を膨らます父に、(さっきまで真っ青だったのに…^^;)と思ったのはヒミツですw
せっかくなので明神館で休憩。冷えた体に熱いコーヒーが染み渡る〜。
休憩後は再び徳沢を目指します。
河童橋から明神までの道よりも少し傾斜がキツくなりました。
白い塊は雪!山って本当に平地とは別世界だなぁ。
徳沢まで残り1kmくらいのところで、猿の親子に遭遇しました。ボケちゃったけど、道の真ん中に赤ちゃん猿がいます。
赤ちゃんをお腹に抱いて歩くお母さん。赤ちゃんの顔だけ見えてるの、わかるかなぁ?
よく見ると他にもお猿さんがいっぱいいましたが、持って行ったコンデジではズームが届かないので撮るのを諦めました。
そう、雨予報だったのでミラーレスカメラを持って行かなかったんですよね。ミラーレスには中望遠のレンズをつけてるので、もうちょっと撮れたはず。あ〜、超後悔!!
左手に広がる景色。すごーく綺麗で感動したんですが…伝わる写真が撮れなんだ…orz
悠然と構えるお山の緑に樹木の赤茶が映えて、とっても綺麗だったのです。風景写真ムズカシイ(´・_・`)
さて、まもなく徳沢です。