独旅ブログ(どくたびぶろぐ)

女ひとり旅の記録を綴っています。メインは国内一人旅。たまに海外も。

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新選組と京都トレイル(4)西山コース・桂川〜松尾山

前回のつづきです。 dokutabi.hatenablog.jp

桂川・三船祭

人の多さに面食らいつつ、竹林を抜けて桂川へ。時間は12:30頃。気温も体温も上がっていたので暑い暑い。川に飛び込んだら気持ちいいだろうな〜!

桂川

写真には写っていませんが、川沿いに人がズラ〜っと並んでいました。皆さん川を見ています。川に何かあるのかな?と思ったら

鷁首船

三船祭が行われていました。車折神社の例祭で、平安時代の優雅な船遊びを再現したお祭りなんだそう。

写真の船は鷁首(げきす)船。鷁とは架空の水鳥のことで、風波に耐えてよく飛ぶところから水難除けとされているそうです。鳳凰じゃないんですね。初めて見ました。

龍頭船

こちらは龍頭船。こちらも鮮やかで綺麗ですね。

そうそう、渡月橋がかかる川は全域桂川だと思っていたのですが、三船祭のHPやポスターなどを見ると開催地は大堰川(おおいがわ)と書いてあります。

ん?大堰川?でもここは桂川じゃぁ…???

調べてみたところ、通称では渡月橋を境に上流を大堰川(おおいがわ)、下流を桂川と呼ぶようです。大堰川から更に保津峡の辺りに行くと保津川になり、保津川は上流に向かって大堰川になって桂川になって上桂川になる…みたいです。

なるほど、だから開催地=写真の辺り(渡月橋から上流)は大堰川なのか〜。ただ、行政上の表記は桂川に統一されているそうなので、ここでは桂川としておきますね。

でもきっと、人に話すときは知った顔して「ここが大堰川よ( ̄∀ ̄)」と言うと思います。だって、通称に倣って言った方が雅を感じるんですもの。それに大堰川…風流で素敵な響きです。

渡月橋

渡月橋を渡ったらお昼休憩です。腹ペコだったので一刻も早く休憩場所に行きたいのですが、橋に近づくにつれ人が増えてまともに歩けない〜。渡月橋が遠いよぅ〜。気持ちはもうおにぎりを頬張っているというのに!!

嵐山は混むと聞いていましたが、想像以上でした(^_^;)

そうそう、女性の皆さんにお伝えしておきたいことがあります。

嵐山中ノ島公園東公衆トイレの女子トイレは全室和式です。そして、紙が切れていました。大混雑で切れちゃったみたい。予備の紙もなく(使い果たされたのかもしれません)困っている人も数人見かけました。ティッシュを分けてあげたかったのですが、私も自分の分しかなくて…。

なので、嵐山に行かれる際、公衆トイレにはティッシュ持参で行ってくださいね!!

さてさて、3K(臭い汚い紙がない)トイレにおののいた後はフィナーレの松尾山です。

松尾山

体力は十分残っていましたが、リタイア組もいたのでどうするか少々迷いました。そこで、松尾山に登ったことのある同好会メンバーにどんな感じか聞いたところ

「今日の六丁峠くらい。朝熊岳道ほどの急登はないからラクだよ!」

とのこと。それなら大丈夫!というわけで松尾山に登りましたが…。

なにこれ初っ端から急登続きで超しんどいんですけど!!

朝熊岳道を遥かに上回るしんどさなんですけど!!!

ゆみぞう
ゆみぞう

死んでしまいそうだじょ~~~~~~~~

かなりの急登に引き返そうかと思ったほどです。アップダウンも激しく、やっと下りかと思えばまた登る〜の繰り返しで、ほっとする瞬間がありませんでした。

道も木々に覆われていて薄暗く、閉塞感があり、なんとも言えず重苦しい空気で…。

念のため最初からストックを使っていたので助かりましたが、ストックがなかったら頂上まで行けなかったと思います。特に最後の方のものすごい階段なんて、ストックなしじゃ上がれなかったです。1段が30cmくらいありましたもん。

でもでも…。

松尾山

山頂の景色を見ると、頑張ってよかったー!と思うんですよね。木々の隙間から見える嵐山。この、ちょっと覗いてる感じが良くないですか?

松尾山ビューポイント

特にこの絶景ポイントは見られて良かった!京都市内が一望できます。見晴らしの良さに胸筋が開く感じです。登頂のご褒美ですね☆

この後、地獄の下りが待っていましたが…。

今までハイキングに行った山は下りがわりと緩やかでラクだったので、今回もそんな感じかな?と思っていたのですが、とんでもない!!登り以上にキツかった。

急降下に次ぐ急降下で、そうかと思えばまた急登があり、「下りじゃないのか〜!」と何度思ったことか。かなり急な階段状の登山道を下って行くので、滑り落ちそうで怖かったです。

本当にストックがなかったらどうなっていたか…。怪我することなく無事下山できて良かったです。因みに、かかった時間は2時間くらいだそう。

ただ一つ誤算というか何というか…。長〜い下りの後に登りが出てきた時、一瞬、本当に一瞬だけれど「下りも飽きてきたし、登りがあって丁度いいや~」なんて思ってしまったんです。その思いは眼前の急登にすぐ打ち消されましたが。

しかし、こんなことはつい先日まではなかったこと。

それだけ下りが大変だったということなのか、それとも遂にマゾ山行に目覚めつつあるのか…。ヤメテー(;´Д`)

松尾山を下りた後は苔寺バス停まで歩いて行き、京都バスで京都駅に移動して駅で解散という行程でした。

本当は京都タワーでお風呂に入りたかったけれど、名古屋まで一緒に帰るメンバーがいたので断念。ニオイを気にしつつ帰ってきました。公害になっていないことを祈ります。

こうして私の初京都トレイルは幕を閉じました。

松尾山ではまた新たなトラウマが生まれましたが、高雄から嵐山まではとっても楽しかったので、アップダウンの激しくない山ならまたハイキングに行きたいな〜と思ってます。