独旅ブログ(どくたびぶろぐ)

女ひとり旅の記録を綴っています。メインは国内一人旅。たまに海外も。

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知床3泊4日| 2日目後編は念願のホエールウォッチング初体験!

北海道2日目・後編は、羅臼行きのバスの中から始まります。

羅臼へ

知床横断道路

知床横断道路を知床峠に向かって上ってます。いいお天気!

海を眺めているとウキウキわくわくします。同時に、自分の中の不平不満とかやるせない思いとかの悪い思いや重い思い(狙ったわけではありません。笑)が体の中から出ていくような、浄化されていくような、不思議な気持ちになります。

もしかしたら、海は私にとってのデトックススポットなのかもしれません。

知床横断道路

あれは羅臼岳でしょうか。てっぺんが厚い雲に覆われています。

それにしても雄大だなぁ。羅臼岳、なんだかすごく惹かれます。富士山に感じる感動とは違う感動。私なんぞが挑める山ではありませんけど、いつか行ける範囲だけでも入ってみたいです。

知床横断道路

来た道を振り返ってみました。
この道を上ってきたんだ〜。
霞んでるけど遠くに海も見える。

写真ではうまく表現できませんでしたが、見る景色全てが壮大!雄大!素晴らしい!北海道がこんなに大きいなんて、写真で見てるだけじゃわかりませんでした。百聞は一見にしかず、ですね。思わず「北海道はでっかいどー」と脳内で唱えまくってしまいました。

さて、ここまでは天気に恵まれ軽快なバスの旅でしたが、お天気なのはここまで。知床峠のバス停に近づくにつれ、だんだんガスが出てきた…と思ったら〜

ガスガス

知床峠のバス停に着く頃には、すっかり真っ白に!
何も見えん。
それでもまったく怯むことなく、急カーブの続く峠をふつう〜に運転しているバスの運転士さんには、びっくり通り越して尊敬の念を抱きます。すごい。

知床峠のバス停を境に気温もぐっと下がったので、脱いでいたジャケットを再び着込みました。寒いっ。青空もなくなっちゃったし、こりゃー羅臼の天気は期待できないなぁ。船出るのかな…。

羅臼

11:00頃、無事に羅臼に到着。
予想通り、羅臼は曇り。というかガスで真っ白!

まずバス停から10分ほど歩いて知床ネイチャークルーズの事務所へ行き、ホエールウォッチ乗船手続きを済ませます。とりあえず出航予定だそう。シャチは野生の生き物だから会えなくても仕方がないけど、船自体が欠航になっちゃうのは残念すぎるのでホッとしました。

念願のホエールウォッチング

乗船手続きを済ませた後は、すぐそばにある道の駅で鶏ザンギ棒を食べて(柔らかくて美味しかった!)、酔い止め飲んで、着ていた服の上から防寒装備を着込んで船に乗り込みました。船の上は寒いので、防寒着は必須です。

砕氷型巡視船

出航してすぐに海保の船が目に入りました。日本に2隻しかない砕氷型の巡視船のうちの1隻だそう。

この後2時間以上シャチを探しましたが、シャチはおろかイルカもおらず、クジラもおらず。いるのは海鳥ばかり…。随分長く海を漂いましたが、船長さんの「今日はダメだ」という判断のもと港に引き返すことになりました。

1階デッキの前方で波しぶきを浴びまくっていた私は冷えによる体力の限界も感じていたので、残念ではあったけど少しホッとしました。あったかいお風呂に入りてえ〜〜(;´д`)

と、その時です!

シャチ

シャチキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

憧れの野生のシャチが目の前に!!うわあ本当にいるーーー!!

興奮しすぎてろくな写真が撮れませんでしたが、オスのシャチのアイパッチをちらっと捉えることができました。オスのシャチの少し後ろにも小さめの背びれが見えてるんですが、こちらは背びれしか撮れませんでした。わかりにくいのでマルで囲ってみます。

シャチ

赤丸の中にシャチがいます。右の赤丸の中にシャチの背びれがひょっと写ってるの、わかりますか?線のような棒のような縦線が背びれなんです。写真に撮れたのは2頭でしたが、後方にもう1頭いたみたい。肉眼では確認できませんでしたが。

だってね

実際の距離感

実際の距離感はこうでしたから。めちゃ遠い(笑)

でも、野生のシャチに会えた。それだけで私はもう大大大満足です!

下船してもしばらくは興奮が覚めやらず、思わず母に「シャチ見れたーーーー!シャチいたああああああ!」とハイテンションでラインを送ってしまいました。そんなハイテンションな四十娘に「やったね!」のスタンプを返してくれるお茶目な母です。

国後島

宿まで歩く道すがら、国後島が見えたのでパチリ。
雲の下に見える長細い島が国後島です。
こんなにはっきり見えるほど近いのにロシアの占領下だなんてね…。

そうそう、羅臼の道路は結構ガタガタでコロコロを引いていられないので、バックパックやボストンバッグなどコロコロ以外のバッグにした方がいいと思いました。機内持ち込みサイズのコロコロで行った私は、ほとんどの道をコロコロを持ち上げて歩くこととなり、かーなーり辛かったです。車移動の方は問題ないと思いますが、徒歩移動の方はご注意を。

羅臼では家族経営の小さな民宿に泊まりました。ブログ掲載の許可を得ていないので詳細は伏せますね。すみません。

翌日は朝一でまたホエールウォッチの船に乗ります。明日もシャチに会えるといいな!今日より近くで見られたらいいな☆

知床ネイチャークルーズ 基本情報

〒086-1833 北海道目梨郡羅臼町本町27-1
TEL:0153-87-4001
web:知床ネイチャークルーズ

船上での防寒着

登山用のフリースジャケット、レインスーツ上下、ズボンの中にはアンダータイツ。それから冬用の手袋、帽子です。

この上からさらに知床ネイチャークルーズで貸し出してくれる厚手のレインコートと救命胴衣も着たため、上半身だけで計7枚着用。それでも沖に出ると寒かったです。

これだけ着込んでもそんなに動きにくくなかったのでさほど着膨れていないつもりでいましたが、後でうっかり撮られていた写真を見たら団子が写っていました。着膨れるにもほどがあります。(ほんとに着膨れだけか?)