富士山と桜を求めて(3)ツアーラストは富士山本宮浅間大社
ゆい桜えび館から始まった富士山バスツアー。最後は駿河国の一宮、富士山本宮浅間大社へ。
富士山本宮浅間大社は全国に約1300社ある浅間神社の総本宮。富士山とともに世界文化遺産に登録されています。
御神体は富士山、御神木はなんと桜!
境内に約500本の桜が植えられている桜の名所でもあります。
富士山本宮浅間大社
境内の様子
バスを降りると真っ先に目に入る、大きな二の鳥居。
この鳥居の左端から右手を見上げると鳥居越しに富士山が見えます。
…が、写真はありません。何故かって?
富士山の頭がモクモクの雲に覆われてしまっていたから。あゝ富士や〜(泣)
浅間大社と富士山が並ぶ姿を楽しみにしていたのですが残念です。岩本山公園や龍厳淵ではあんなにきれいに見えていたのになぁ。
気を取り直して参道を進みます。桜祭りの提灯が桜色で可愛い。春のお祭りって感じでウキウキします。
三の鳥居をくぐって少し行くと、美しい朱色が目を引く立派な桜門。
江戸時代にあった2度の大地震で多くの建物が崩壊した中、本殿・幣殿・拝殿と、この楼門だけが残ったそうです。
境内をゆっくり回り、神域の空気を静かに感じることにしましょう。
重要文化財の御本殿。横からパチリ。この2階建ての楼閣は浅間造りと言って、神社建築としては特殊な形式だそう。
御本殿を右へ進み東脇門をくぐると湧玉池(わくたまいけ)があります。
湧玉池は富士山の雪解け水が溶岩の隙間から湧き出してできた池で、国の特別天然記念物であり、平成の名水百選の一つでもあります。
その湧玉池で泳ぐカモ。
すみません、池の写真はこれだけです。全体撮るの忘れてカモ撮ってましたorz
東脇門と桜。ちょっとだけ御本殿も見えています。
再びご本殿前に戻り西脇門の方へ進むと、西脇門前の桜の下に南極の石と火山弾が奉られていました。
右にあるのは南極の石。第7次南極観測隊(1965年)に参加した富士宮市出身の隊員の方が南極から持ち帰り奉納したものだそう。
因みにこの時の南極観測船は「ふじ」。
「ふじ」は現在は観測船としての役目を終え、名古屋港で「南極の博物館」として第二の人生(船生?)を歩んでいます。
隊員たちの生活ぶりや当時の技術の結晶が展示されており、見応えバッチリ。
薄暗い船内のあちこちにいるリアルな蝋人形はおっそろしいですが、それも魅力の一つとしてマニアにウケています。
左は火山弾。富士山が噴火した時に飛んできた溶岩の塊で、こんなにきれいな形をしているのは珍しいんですって。貝や何かの種みたいですね。
日が沈んできました。名残惜しいですがそろそろ帰る時間です。
内側から見た桜門。
残念ながらどの桜樹も既に散り始めていましたが、それでも神社と桜って絵になります。満開時は華やかだろうなぁ。
帰る前にもう一枚。富士山~(ToT)って嘆きながらシャッター切ってたら鳩の大群が飛んできた。おお、かっこいい!
富士山を前にすると鳩の旋回も雄壮に見えるから不思議です。
そう言えば鳩って幸せの象徴でしたっけ。なんだか最後にちょっといいもの見られた気がして良い気分♪
お天気にも恵まれたし、素敵な旅になりました( ´▽`)/
富士山本宮浅間大社の御朱印と御朱印帳
お約束の御朱印もいただきました。
富士山本宮浅間大社の御朱印
富士山本宮浅間大社の御朱印帳(写真左:表紙、写真右:裏表紙)
富士山とご本殿、桜が描かれた素敵な御朱印帳です。まだ真っ更の御朱印帳が2冊ほどあるのですが、思わず買ってしまいました。
富士山本宮浅間大社 基本情報
〒418-0067 静岡県富士宮市宮町1-1
TEL:0544-27-2002
FAX:0544-26-3762
web:富士山本宮浅間大社
名古屋駅からのアクセス
名古屋駅より新幹線 → 静岡下車 → JR特急ワイドビューふじかわ乗車 → 富士宮駅下車 → 徒歩約10分