埼玉★神社巡り(3)三峯神社@2017
埼玉の旅2日目後半は、高麗駅から電車とバスを乗り継いで三峯神社へ向かいます。
2日目後半&3日目の旅程(高麗駅〜三峯神社)
- 12:57 高麗駅より西武池袋線「西武秩父行き」乗車
- 13:33 西武秩父駅着
- 14:05 西武バス「三峯神社行き」乗車
- 15:20 三峯神社(みつみねじんじゃ)着
- 三峯神社、興雲閣泊
- 翌 10:35 三峯神社より西武バス「西武秩父行き」乗車
- 11:50 西武秩父駅着
- 12:25 西武特急ちちぶ「池袋行き」乗車
- 14:20 池袋着
- JR山手線 内回り「新宿・渋谷方面」乗車
- 品川駅下車
- 品川駅より新幹線で名古屋駅へ
三峯神社
バスは三峯神社の駐車場に停まります。そこから参道を15分ほど歩くと本殿に到着です。
なんとな〜く厳しくて冷たい雰囲気の神社を想像していましたが、静かで、のんびりしていて、あたたかな雰囲気の神社でした。
そして、山の上だけあって気温が低い〜。ここの標高は1102mだとか!2週間前に雪が降ったそうで、道のあちこちに雪が残っていました。
敷石に水をかけると浮かび上がる龍神さま、「敷石の龍神」。黒っぽい部分が顔で、赤い2つの点が眼です。平成24年辰年に突然現れたそうです。不思議ですね。
境内にある遥拝殿から見た景色。この遥拝殿からは秩父市内が一望でき、妙法ヶ岳山頂の奥宮も望むことができます。
この当時、山登りなどしたことがなかった私にはどれが妙法ヶ岳かよくわかりませんでしたが、とりあえずパチリ。
遥拝殿へ向かう途中にある日本武尊像。本体なんと5.2m!大きかったです。
しかし、何故ここに日本武尊の銅像が??
と思ったら、日本武尊は三峯神社の創始者と伝えられているんですね。
日本武尊が東方平定の折にこの山に登り、イザナミノミコト、イザナギノミコトの国造りを偲んで創建したのが三峯神社の起源だと伝えられているそうです。
そういえば、以前読んだ古事記(マンガ)で日本武尊が三峰の山川の美しさに感動するシーンがあったような気が…?
翌日は5時に起床して、空が明けてくると同時に遥拝殿へ向かいました。
早朝5時台の境内は、前日の夕方とは打って変わり厳かで神秘的な雰囲気。背筋を伸ばしていないだけで不敬に当たりそうな気がするほど、空気が張りつめていました。
そしてめちゃめちゃ寒い!!
薄手のジャケットは持ってたけど防寒着は持っていなかったので、ガタガタ震えながら歩きました。そんな思いをしてまで早朝の遥拝殿に何をしに行ったかと言うと、目的は
雲海
三峯神社の遥拝殿から大変美しい雲海が見られると聞いていたので、是非この目で見たかったのです。
が、残念ながらこの日は雲海発生せず、見ることはできませんでした…。朝食をいただいてからもう一度遥拝殿に行ったけど(←諦め悪い)、やはり雲海は現れず。雲海よ〜いずこに〜〜。
この日の天気はハチャメチャで、部屋や食堂から外を見た時は晴れていたのに、玄関に行くと途端に雨ザーザー。そして靴紐を結んでいる間にまた晴れる…という状態で、細切れに雨が降ったり止んだりしていました。
外にいる間は降らずにいてくれたので雨に濡れることはなかったけど、山の天気の真髄を見た気がしました。
チェックアウトした後は、前日行けなかった「えんむすびの木」と、三峯神社の御眷属のお宮である「お仮屋」をお参りして帰路に就きました。母子の狛犬が可愛らしかったです。
写真がないのが本当に残念。撮った覚えはあるし消した記憶はないのに、何故ないんだ〜〜〜(>_<)
参道のツツジ。晴れていたらもっとキレイだったろうなぁ。
三峯神社の奥宮は妙法ヶ岳の山頂にあり、神社の脇から登れます。行ってみたかったけれど、ハードな道のりだそうだし、クマが出るらしいのでやめておきました。
でも、いつか行こうと密かに決めています。母が知ったら卒倒起こしそう(笑)
所在地など
〒369-1902 埼玉県秩父市三峰298-1
TEL: 0494-55-0241
web:三峯神社
興雲閣
三峯神社では神社の中にある興雲閣に宿泊しました。これまた写真がなくて申し訳ないのですが、清潔で気持ちの良い宿です。ご飯も美味しかった!ボリューミーで食べきれなかったのが申し訳なかったです。
お部屋は和室。バス・トイレは共同で、トイレは若干古めかしいですが、お風呂は温泉!いいお湯でした〜♪
web:三峯神社 興雲閣
埼玉★神社巡り(2)高麗神社&聖天院@2017
埼玉2日目は、日高市にある高麗神社と、その近くにある聖天院(高麗山聖天院勝楽寺)をまわってから三峯神社に向かいました。
2日目の旅程
- 9:17 大宮駅よりJR埼京線「川越行き」乗車
- 9:40 川越駅着
- 9:42 川越駅にて乗り換え→JR川越線「八王子行き」乗車
- 10:03 高麗川駅着
- 高麗神社(こまじんじゃ)
- 聖天院(しょうでんいん)
- 12:57 高麗駅より西武池袋線「西武秩父行き」乗車
- 13:33 西武秩父駅着
- 14:05 西武バス「三峯神社行き」乗車
- 15:20 三峯神社(みつみねじんじゃ)着
少し早めにチェックアウトして、大宮駅で昼食のおにぎりとお茶、ちょっとだけおやつを買って電車に乗り込みました。高麗神社のあたりは飲食店の情報がほとんどなく、あっても場所がよくわからなくて迷子になりそうだったので、お弁当を高麗駅のベンチで食べることにしたのです。節約にもなるし(・∀・)
川越駅では初めての駅での乗り換えがあったので少し心配でしたが、同じホームで違う電車に乗り換えるだけだったので難なくクリア。
高麗神社
高麗川駅(こまがわえき)から徒歩25分ほどで高麗神社に到着。参拝後に総理大臣となった政治家が多くいることから、出世明神として有名な神社です。
写真は二ノ鳥居。
主祭神は高句麗からの渡来人、高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)。若光は716年に当時未開の原野であった高麗郡の首長として赴任し、1799人の高麗人とともにこの地の開拓に尽力しました。没後、高麗郡の民たちがその徳を偲び、若光を高麗明神として祀ったことが高麗神社の始まりです。
若光の子孫である高麗家の方が代々宮司を務め、現宮司で60代目となるそうです。
境内には高麗家住宅もあります。1596〜1614年頃に建てられた高麗氏の旧住宅で、重要文化財です。建物の横にある木は枝垂れ桜。樹齢400年以上だとか!開花時はたいそう美しいそうです。
所在地など
〒350-1243 埼玉県日高市新堀833
TEL:042-989-1403
web:高麗神社
聖天院
高麗神社を出た後は、徒歩10分ほどのところにある聖天院へ。聖天院は751年に創建された真言宗智山派の古刹で、若光の菩提寺です。
1832年建立の立派な山門(雷門)。色の渋さに歴史を感じます。一瞬「雷門?あ、浅草!?」と思ってしまったのはヒミツ(笑)
向かって左側にいらっしゃる雷神様。
右側の風神様。
赤い体に大きな目の、どことなくアニメっぽい様相の風神雷神像。しかも髪がフサフサ!日本古来の風神雷神像とは随分違うんですね。
無料で拝観できるのはこの雷門から中門まで。中門に入るには拝観料300円が必要です。王廟は山門の向かって右側にあるので、王廟だけなら中門に入る必要はありませんが、せっかくなので中門の先にある本堂まで行ってみましょう。
いきなり本堂ですみません。
歩くのに必死で写真を撮っていませんでした…。
中門を入るとすぐに庭園があり、その左手の長〜い階段を上ると本堂です。山の高台にあるお寺だけあって、なかなか辛い階段でした。この時より多少体力がついた今なら、もう少しラクに上がれる気がしますが。た、多分。
本堂の先には見晴台や遊歩道もあり、桜の名所として知られているそう。
HPにも
特に桜の季節は美しく、山門前の樹齢170年の彼岸桜をはじめ、三春の滝桜、角館の枝垂桜、紅枝垂れ、桜の丘では、新緑の木々とソメイヨシノの中を歩く小径もある。
と書いてあります。綺麗だろうなぁ。機会があれば桜の季節に再訪したいものです。
所在地など
〒350-1243 埼玉県日高市新堀990-1
TEL:042-989-3425
web:聖天院
さて、そろそろ時間なので高麗駅(こまえき)に向かいます。聖天院から高麗駅まで徒歩だと40分。無理です。潔くタクシーを呼びました。
高麗駅~
高麗駅前にあるトーテムポールらしきもの。
魔除けの境界標(道祖神)、チャンスンというそうです。男女のようですが、どちらもおじさんに見え…いえ、なんでもありません。
ホームのベンチでおにぎりを食べながら電車を待ちました。いよいよ本命、三峯神社へ向かいます!
そうそう、高麗駅から西武秩父駅に向かう電車の中から、「やぎの家」と書かれた小屋とヤギ1頭を見ました。調べてみたら、武蔵横手駅で飼っている「草刈り係」ということがわかりました。
何もないところにいきなりヤギがいてびっくりしましたが、駅が飼ってるんですね(^-^)
埼玉★神社巡り(1)大宮氷川神社@2017
すっかりご無沙汰してしまいましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は7泊9日でアラスカに行っておりました。英語が全く話せないのに現地集合現地解散のツアーに参加してきました。しかも人生初のアメリカ。カモンベイベーアメリカです。
色々衝撃があったので早く記事にしたいところですが、写真を撮りすぎて(意図的に連写したケースあり、うっかり連写で撮ってしまったケース多々あり)未だ整理できていないため、記事にできるのはもうしばらく先になりそう…。
というわけで、アラスカ旅行記の前に埼玉神社巡りの思い出を記したいと思います。
退職してすぐの2017年4月。ゴールデンウィーク直前の平日に、2泊3日で埼玉県の大宮にある氷川神社〜高麗神社〜三峯神社を訪ねました。
1番の目的は白い気守りで話題の三峯神社でしたが、せっかくだから行ける範囲で神社巡りしよう!と思いつき、有名な氷川神社と、出世神社として名高い高麗神社も巡ることにしたのです。出世関係ないけど(笑)
1日目の旅程
- 10:33 名古屋駅発のぞみ乗車
- 12:13 東京着
- 12:39 JR上野東京ライン「高崎行き」乗車
- 13:10 大宮駅着
大宮に着いてすぐに宿泊先のパレスホテル大宮に荷物を預けて、ホテルのベーカリーで購入したスープランチ(事前に予約してありました)を持って氷川神社にお参りしました。ランチは神社に隣接の大宮公園で頂く計画です。
大宮氷川神社
まずは長〜い参道を通って氷川神社へ。
参道だけで約2km。日本一長い参道です。
当時、超〜運動不足だった私は、ここを歩くだけでヘトヘトに。
神社に到着。大きな鳥居!圧倒されます。
正式には「武蔵一宮 氷川神社」だそうす。
赤い橋を渡った先にご本殿があります。池には亀が沢山いました。
摂社の宗像神社の脇に植えられていた紅い椿…かな!?お花の名前、よくわかりません。でも綺麗でした。
氷川神社の清々しい空気に癒された後は、隣接する大宮神社に移動して、お待ちかねのランチタイム♪
…のつもりでしたが、既に15時を回っていたのと、タイミングを逸したせいか食べる気が起きず。足の疲れも限界だったので、公園へは行かずホテルに戻りました。早くシャワー浴びてリラックスしたい!
スープランチは夕食に頂くことにして、早々にホテルに戻りました。翌日は高麗神社から三峯神社へ向かいます。電車を乗り継いでの移動となり結構大変なので、早めに就寝して体力温存です。
所在地など
〒330-0803 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407
TEL:048-641-0137
web:武蔵一宮 氷川神社
パレスホテル大宮
大宮駅から近く、アクセス抜群です。写真はありませんが、お部屋は広くて清潔、アメニティも充実していました。
平日限定のスープ・デ・ランチ
ベーカリーのテイクアウト専用ランチ。
メニューは
- スープ+パイまたはサンドイッチ+サラダ
- カレーライス+サラダ
- 日替わりメニュー+サラダ
この3種で、各680円。+100円でデザートが付きます。
私はスープ+サンドイッチ+サラダを選び、デザートをつけました。スープもサンドイッチもとっても美味しかったぁ~。大満足!ボリュームも私にはちょうど良かったです。
デザートはミニケーキ。大きなケーキだとカロリーが気になってイマイチ食を楽しめなくなってしまう私だけど、小さなケーキならカロリー気にせず食べられます。そういった点も満足度の高さに繋がりました(o^^o)
詳しいメニューはパレスホテル公式サイトでご覧頂けます。トップページ→レストラン→レストラン一覧→パレスベーカリー→メニューで辿り着けます。
所在地など
〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目7-5
TEL:048-647-3300
web:パレスホテル公式サイト
知床3泊4日| 最終日はひたすら移動
羅臼4日目は朝から小雨が降っていました。2泊3日でお世話になった宿を出て、名古屋へ帰ります。
4日目の旅程
- 10:20 羅臼バス停「ウトロ温泉バスターミナル行き」発
- 11:10 ウトロ温泉バスターミナル着
- 12:15 知床エアポートライナー「女満別空港行き」発
- 14:21 女満別空港着
- 16:30 中部国際空港セントレア行き発
- 18:35 セントレア着
天候と服装
天気と気温
羅臼は曇り、時々小雨。
12〜3℃で寒い
ウトロからは曇りのち晴れ
服装
往路と同じ、夏用アンダー、半袖Tシャツ、ジーンズ、ソフトシェルジャケット、トレッキングシューズ
羅臼ではこの服装だと少し肌寒いですが、ウトロ〜女満別では丁度良く、名古屋に着いたら暑くてジャケット脱ぎました。
羅臼~名古屋
雨の知床峠。ガスしか見えない〜。
ウトロで次のバスに乗り換えるまでに少し時間があったので、道の駅に行ってお土産を物色。お家用にタルトケーキと、バスの中で食べるおやつのドーナツを買いました。
おやつに買った知床窯焼きドーナッツ、つるこけもも味。
めーーーーーっちゃうんまぁぁぁぁぁ!!!∑(゚Д゚*)
ふかふかで、ほどよい甘さの生地にこけももの甘酸っぱさが際立って、とーっても美味しかった!原材料の良さがわかる味でした。もっと買ってくるんだった。超後悔。他の味も数種類あったので、今度行く時は全種類大人買いしてきます
網走と斜里の間にある小清水原生花園。北海道でしか見られない植物や鳥が見られるそう。ここも一度行ってみたいな。
メルヘンの丘。やっと北海道らしい写真が撮れた気がする(笑)
女満別空港に到着〜。女満別は素晴らしいお天気でした。寒かった羅臼とは違い、暑くも寒くもないちょうどよい気温。正確にはわからないけど18℃くらいかな?同じ北海道の中でこんなにも天気も気温も違うなんて、改めて北海道の広さを感じます。北海道はでっかいどー。
帰りの飛行機の中からは富士山が見えたみたい。左端で見切れてる山がそうなのかなぁ…???体調が悪く、あまり見ていられなかったのでよくわかりません。
そう、いつもはフライト大好きな私ですが、今回のフライトはとても辛かったです。何故なら、再発したリウマチの痛みが前日より酷くなっていて、触らなくても痛いという状態だったのに加え、右腕全体にも腕を雑巾絞りされてるような痛みと痺れが生じていたのです。
セントレアに着く頃には首も痛くなっていて、荷物が持てるか不安になったほど。寛解する以前にも何度か飛行機に乗ったけど、こんなことは初めてです。たまたまそう症状が出たのか、体が弱ったのか…。今までにないことがあると、「再発?」とか「悪化?」と不安になります。
幸い一時的に痛みが出ただけで再発ではなかったようで、現在はほぼ痛みは引きました。ただ、動かしにくかったり、無理したら痛みがぶり返しそうな雰囲気はあるので、注意して生活しています。
そんなこんなで、ハプニングもありましたが無事に帰宅できました。あー、楽しかったぁ〜!(クマ事件除く。笑)
それにしても北海道って本当に食べ物が美味しいですね。海鮮はもちろん、洋菓子もとっても美味しい!すっかり虜になりました。心残りは、焼きとうもろこしが食べられなかったこと。あ〜食べたかったよぅ。また行きたいよぅ!
おみやげ
母への貢物、今回のお土産はこれにしました。
ウトロで買ったこけもものタルトケーキ。
こけもものジャムが入ってます。これも美味しかった〜。次に行った時は、こけもものジャムも買おうと心に決めている私です。ベリー系好きな人はきっと好きな味だと思います♪( ´▽`)
このほかには、羅臼で羅臼昆布と羅臼昆布のスープを買いました。カニやお魚は今回は買わず。「誰が処理すると思ってるの!」という母の怒号が聞こえそうな気がしたから…w
でも、羅臼の道の駅で試食させてもらったウニもカニの足も、甘くて新鮮で本当に美味しかった!いつか母にも食べさせてあげたい。
知床3泊4日| 3日目後編は羅臼神社と羅臼国後展望台
北海道3日目後編は、街の観光です。 まず、今回の羅臼の旅で絶対に行きたかったところ、羅臼神社へ!
羅臼神社
羅臼神社は住宅街の中にあり、道の駅から900m程度。徒歩10〜15分くらい。食後の運動にちょうどいい距離です。
曇っていたので写真はイマイチですが、実際は山の緑と赤い鳥居のコントラストが美しい神社でした。
境内に植えられたツツジが見頃を迎えていました。こういう黄色のツツジって初めて見た気がします。ツツジというとピンクや赤のイメージだったけど、黄色も可愛いですね。
本殿の側にある羅臼権現水。羅臼岳山系の湧き水だそう。一口頂きました。冷たくって美味しかった!ご馳走様でした。
御朱印
御朱印もいただきました。
羅臼神社の御朱印。(2021-02-22追記)
羅臼神社 基本情報
〒086-1823 目梨郡羅臼町栄町127番地1
TEL:01538-7-2225
FAX:01538-7-2001
web:羅臼神社
羅臼国後展望塔
次なる目的地は、羅臼国後展望塔。
市街地を一望できるので、時間があったら行こうと思っていました。
羅臼神社からどれくらいの距離があるのか地図を見ると、神社から展望塔への道の入り口までが1kmちょいくらいで、展望塔へはそこから更に2kmくらい。帰りの距離(道の駅から宿までの2km含む)も考えると総計7km。
距離的には結構がっつりハイキング(私的には)ですが、こんなことになろうかとハイキング装備で来てますから大丈夫(*゚∀゚)b
ということで、羅臼でプチハイキング決行ー♪
羅臼神社は街中にあるのでずっと舗装道路ですし、展望塔への道も自動車用の舗装道路なので歩きやすいです。
が、展望塔への道は坂道が結構キツイ!
舗装されてるだけで勾配が山でした。いや、山なんだけども、もっと緩やかだろうと思ってたのです。羅臼ナメてました。
汗だくになりながら35分くらいで展望塔に到着。途中で休憩しましたし、私は亀足なので、健脚な人ならもっと早く着くと思います。
展望塔の中にはトイレとドリンクの自動販売機があります。そして、BGMに知床旅情が流れていました。羅臼の市街地を見ながら聴く知床旅情は、なんだか初めて聴くよう…。私の記憶の中にある知床旅情とは違う雰囲気を感じました。
ここまで歩いてきた感動がそうさせるのか、それとも、北方領土を目の前にして日本人としての魂が揺さぶられたのか…。加藤登紀子さんの胸に染み込むような声も素晴らしく、しんみり、じんわりと、いい曲だなぁと思いました。
北方四島のパネルがあったのでパチリ。
国後島がこんなに大きかったなんて初めて知りました。択捉島は更に大きい。
展望塔から撮った羅臼市街地。お天気がいいと国後島も見えるそうです。
日本が抱える根深い歴史問題の一つを目の前にして、詳しくは書かないけどやっぱり色々思うことはあるわけで…。ずぅんとした気持ちで展望塔を後にしようとしました。
その時です!
展望塔の受付にいたジーサンが、なにを思ったか突然私を呼び止めてきて、こう言ったのです。
「近道教えてあげるからそっちから帰るといいよ!」と。
別にそうしんどくなかったんで来た道を戻るのは苦じゃなかったんですが、「15分くらい下り道を下りるだけだから。そしたらヒュッと着いちゃうよ!」と、地図までくれて説明してくれるわけですよ。
危険はないか確認すると「大丈夫大丈夫、危ないことなんてない。整備されてるし、来た道戻るよりうんとラクだから!」と、自身たっぷりに仰るわけです、地元の方が。
そりゃ信じましたよ。
それに15分で帰れるなら確かにショートカットです。
でも、この時なぜか来た道を戻りたい気持ちの方が強かった私は、最初はやんわり断っていました。きっと野生の勘が危険を知らせていたに違いありません。
それなのに途中から「せっかく親切で教えてくれてるんだから無下にするのも悪いな…」なんて気がしちゃって…。なんと最終的にはジーサンの言う通りの道に進んでしまったのです!
この後あんなことになろうとは想像だにせず、ジーサンにもらった地図を呑気に広げる私。ブログに載せようと写真まで撮っちゃって。自分のお気楽さ加減が恨めしい。
さて、軽快な足取りで歩くこと十数分。ジーサンに説明された脇道が見つからず、気づけばプチ迷子に。ここどこー!?(゚Д゚≡゚д゚)
幸い大きな案内板が立っていたので見てみると、予定より奥に行ってしまっていました。どうやら脇道を見落としたようです。
ちゃんと見てたはずなんだけど、おかしいな…。
いまいち納得できませんでしたが、すぐそばの階段を降りて真っ直ぐ進めばジーサンが言ってた近道に合流することがわかったので、急ぎ歩を進めます。
あとはこの階段を下っていくだけらしい。
今までの舗装道路とは明らかに違うけど、大丈夫…だよね?
一抹の不安を覚えながら階段を下り始めたものの、行けども行けども出口は見えず。それどころか途中で木階段が終了し、眼前に広がるのは真っ黒なぬかるみ道のみ。
木の足場はありましたが、それさえもぬかるみで埋まっている状態で、一歩進むごとに靴もズボンも泥だらけになっていきます。
ああ、足がぬかるみにズブズブ入って…。
まだまだおニューのトレッキングシューズがあああああ(T△T)
トレッキングシューズのあまりの汚れっぷりにガックリ。後の手入れの面倒さも考えるとますます凹む。
でも、道自体は緩やかな下りで難がなく、気温も低いので快適に歩けます。少しずつ深まる森にはちょっとガスも出て来て、なかなか幻想的な雰囲気でした。
バンビのお父さん鹿が立っていそう〜(*´∀`)♪
などと浮かれポンチ。
でも、それもここまで。次の瞬間凍りつきました。私が足を置こうとした足場の横に発見したのです。点々と続く、爪跡のようなくぼみのある楕円形の穴ぼこを。
こっ、これは
クマの足跡…!!Σ( ̄ロ ̄|||)
森の中で私を待っていたのは、バンビのお父さん鹿でなくクマでした。
クマーw
生まれて初めて直面する命の危機。恐怖のあまり血の気が引きました。例えではなく、本当に頭の先から爪先に向かって身体中の血がサーーーッと引いていく感じで、「血の気が引くってこういうことなのか…!」と妙に納得してしまったほど。
今まさに通ったばかりなのか、それとも随分前に通ったのかわからないけれど、一つわかっていることは
「鉢合わせしたらヤバイ」
ってこと。
来た道を戻ろうにも、いつの間にか充満していたガスで私の背後は真っ白。引き返すのは無理です。一刻も早くこの場を去るためには、そのまま先に進むしかありません。
足跡の形状から察するに、幸い私の進行方向とは逆に向かっているよう。
ん?てことは、クマは私のいる方向へ向かってたってこと!?本当にどこで鉢合わせしててもおかしくなかったんだ…(←血の気の引く音@2回目)
こっ、怖い!
とにかく怖い!!
怖い怖い怖い!!!
そこから先はほとんど記憶がありません。覚えているのは、ものすごい速さで脇目も振らず出口まで下りた事だけ。人生で最も速いペースの下山だったと思います。
出口に着いて時計を確認すると、展望塔を出てから出口に着くまで40分くらいかかってました。後半は超高速下山だったのに。
道間違えたせいもあるけど、これなら最初に上ってきた車道から帰った方がよっぽど安全で早かったんじゃ…。
ま、まあ何はともあれ無事に帰ってこれて本当に良かったです(^-^;)
でも、これで終わりではありませんでした。
出口が見えて安堵した瞬間、右手の親指に痛みを感じたのです。すっかり忘れていたリウマチ独特の痛みを。
手袋を外すと、親指がパンパンに腫れ上がっていました。
恐らく「命の危機を感じる」という凄まじいストレスと沢山歩いた疲労が重なり、急激に痛みが再発してしまったのだと思います。
医者からいつも「冷え、疲労、ストレスに気をつけてね!」と言われているのですが、それらがどれほど心身に影響を与えるのか痛感しました。今回は午前中に船で冷えてますしね。ある意味トリプルパンチ。
しかも宿に帰って宿主に望郷の森を歩いたと話したら
「え、あそこクマいるよ(゚∇゚ ;)」
と、丸腰で行ったことを驚かれる始末。あそこにクマがいるのは地元の人には常識なんですね。あはははー。
展望塔のジーサンよ…
どこが安全だーー!超危険地帯じゃないかーーー!
クマが出るとわかっている道を、安易に観光客に勧めちゃイカンと思います。いくら親切心であっても。
熊がいることが当たり前の北海道で、呑気にトレッキングコースに入ってしまった私も悪いのですけどね。
ということで、北海道旅行に興味のある方へ私から、「ゆみぞう的北海道あるきの3か条」をお伝えして3日目を終わりたいと思います。
- どこででもクマと遭遇する可能性ありと思って吉
- 山や森に入る時にはクマ鈴とクマスプレー必携(特にクマスプレー)
- 早朝や夕方はヒグマの活動が特に活発になる時間帯なので注意!
それでは、おやすみなさい。
大型台風が近づいているので、皆様どうぞ気をつけてくださいね!
羅臼国後展望台 基本情報
〒086-1834 北海道目梨郡羅臼町礼文町32-1
TEL:0153-87-4560
web:羅臼国後展望台
知床3泊4日| 3日目前編はホエールウォッチングと道の駅でラーメン
北海道3日目も前・後編に分けてお送りします。3日目はホエールウォッチングの他に少しだけ羅臼の街を観光したので、船(前編)と観光(後編)に分けることにしました。
天候と服装
この日も天気は曇り。
気温も服装も前日と同じ感じです。
ホエールウォッチング2日目
曇っていたけど船は出るとのことで、朝一番の便に乗船。前日と同じく捜索には時間がかかりましたが、なんとかシャチと遭遇することができました。
こんな感じ。
写真右手に注目。黒い点々がシャチです。前日より更に遠い(泣)
前日と同じく3頭で泳いでいますが、前日に遭遇したシャチとは違う個体だそうです。
わかりにくいのでアップにしてみました。先頭に2頭いて、その少し後ろにもう一つ、小さめの背びれがあるのが見えますか?黒い点みたいなの。これが3頭目です。この日は残念ながらアイパッチは確認できませんでした。
ホエールウォッチングはこれで終わりです。本当はもう一便くらい乗りたかったのですが満員御礼で予約が取れず…。でも、乗船した2回ともシャチに会えたから、それで満足です!はぁ〜、シャチ素敵だったなぁぁぁ
この日の私の防寒着
前日の装備に更にユニクロのライトダウンを加えて計8枚を着込みました。もはやリアルダルマさんです。さすがに動きがもこもこしていました。でも、防寒はバッチリで、前日よりは寒くなかったです。
反省点があるとすれば、薄手のフリース手袋だったこと。波しぶきを受けて濡れた手袋の冷たさと言ったらもう…。風も通しちゃうので、船がスピード上げると寒い寒い!
冬用の防風手袋(スキー用グローブとか)との2枚使いにすべきでした。次に船に乗るときは防風手袋も用意しようと思います。いやほんと、マジで手が凍えた。
道の駅でランチ
下船するとちょうどお昼頃だったので、道の駅の食堂へ。
羅臼で絶対に食べる!!と決めていた、羅臼昆布ラーメンを食べました。
昆布ダシに昆布塩、とろろ昆布のトッピング、麺にも昆布が練りこまれており、まさに昆布づくしでした。小さいホタテも入ってたかな。スープのお味はあっさり、だけど旨味が凝縮されてて美味しかった〜!
船で冷えた体があったまりました。次に来た時もまた食べたいな
道の駅 知床・らうす 基本情報
〒086-1633 目梨郡羅臼町本町361-1(国道335号沿い)
TEL:0153-87-5151
定休日:年末年始、深層館:毎週火曜日(11月~4月)、海鮮工房:毎週日曜日(11月~4月)
営業時間:9:00~17:00(4月~10月)、10:00~16:00(11月~3月)
web:知床羅臼観光協会
知床3泊4日| 2日目後編は念願のホエールウォッチング初体験!
北海道2日目・後編は、羅臼行きのバスの中から始まります。
羅臼へ
知床横断道路を知床峠に向かって上ってます。いいお天気!
海を眺めているとウキウキわくわくします。同時に、自分の中の不平不満とかやるせない思いとかの悪い思いや重い思い(狙ったわけではありません。笑)が体の中から出ていくような、浄化されていくような、不思議な気持ちになります。
もしかしたら、海は私にとってのデトックススポットなのかもしれません。
あれは羅臼岳でしょうか。てっぺんが厚い雲に覆われています。
それにしても雄大だなぁ。羅臼岳、なんだかすごく惹かれます。富士山に感じる感動とは違う感動。私なんぞが挑める山ではありませんけど、いつか行ける範囲だけでも入ってみたいです。
来た道を振り返ってみました。
この道を上ってきたんだ〜。
霞んでるけど遠くに海も見える。
写真ではうまく表現できませんでしたが、見る景色全てが壮大!雄大!素晴らしい!北海道がこんなに大きいなんて、写真で見てるだけじゃわかりませんでした。百聞は一見にしかず、ですね。思わず「北海道はでっかいどー」と脳内で唱えまくってしまいました。
さて、ここまでは天気に恵まれ軽快なバスの旅でしたが、お天気なのはここまで。知床峠のバス停に近づくにつれ、だんだんガスが出てきた…と思ったら〜
知床峠のバス停に着く頃には、すっかり真っ白に!
何も見えん。
それでもまったく怯むことなく、急カーブの続く峠をふつう〜に運転しているバスの運転士さんには、びっくり通り越して尊敬の念を抱きます。すごい。
知床峠のバス停を境に気温もぐっと下がったので、脱いでいたジャケットを再び着込みました。寒いっ。青空もなくなっちゃったし、こりゃー羅臼の天気は期待できないなぁ。船出るのかな…。
11:00頃、無事に羅臼に到着。
予想通り、羅臼は曇り。というかガスで真っ白!
まずバス停から10分ほど歩いて知床ネイチャークルーズの事務所へ行き、ホエールウォッチ乗船手続きを済ませます。とりあえず出航予定だそう。シャチは野生の生き物だから会えなくても仕方がないけど、船自体が欠航になっちゃうのは残念すぎるのでホッとしました。
念願のホエールウォッチング
乗船手続きを済ませた後は、すぐそばにある道の駅で鶏ザンギ棒を食べて(柔らかくて美味しかった!)、酔い止め飲んで、着ていた服の上から防寒装備を着込んで船に乗り込みました。船の上は寒いので、防寒着は必須です。
出航してすぐに海保の船が目に入りました。日本に2隻しかない砕氷型の巡視船のうちの1隻だそう。
この後2時間以上シャチを探しましたが、シャチはおろかイルカもおらず、クジラもおらず。いるのは海鳥ばかり…。随分長く海を漂いましたが、船長さんの「今日はダメだ」という判断のもと港に引き返すことになりました。
1階デッキの前方で波しぶきを浴びまくっていた私は冷えによる体力の限界も感じていたので、残念ではあったけど少しホッとしました。あったかいお風呂に入りてえ〜〜(;´д`)
と、その時です!
シャチキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
憧れの野生のシャチが目の前に!!うわあ本当にいるーーー!!
興奮しすぎてろくな写真が撮れませんでしたが、オスのシャチのアイパッチをちらっと捉えることができました。オスのシャチの少し後ろにも小さめの背びれが見えてるんですが、こちらは背びれしか撮れませんでした。わかりにくいのでマルで囲ってみます。
赤丸の中にシャチがいます。右の赤丸の中にシャチの背びれがひょっと写ってるの、わかりますか?線のような棒のような縦線が背びれなんです。写真に撮れたのは2頭でしたが、後方にもう1頭いたみたい。肉眼では確認できませんでしたが。
だってね
実際の距離感はこうでしたから。めちゃ遠い(笑)
でも、野生のシャチに会えた。それだけで私はもう大大大満足です!
下船してもしばらくは興奮が覚めやらず、思わず母に「シャチ見れたーーーー!シャチいたああああああ!」とハイテンションでラインを送ってしまいました。そんなハイテンションな四十娘に「やったね!」のスタンプを返してくれるお茶目な母です。
宿まで歩く道すがら、国後島が見えたのでパチリ。
雲の下に見える長細い島が国後島です。
こんなにはっきり見えるほど近いのにロシアの占領下だなんてね…。
そうそう、羅臼の道路は結構ガタガタでコロコロを引いていられないので、バックパックやボストンバッグなどコロコロ以外のバッグにした方がいいと思いました。機内持ち込みサイズのコロコロで行った私は、ほとんどの道をコロコロを持ち上げて歩くこととなり、かーなーり辛かったです。車移動の方は問題ないと思いますが、徒歩移動の方はご注意を。
羅臼では家族経営の小さな民宿に泊まりました。ブログ掲載の許可を得ていないので詳細は伏せますね。すみません。
翌日は朝一でまたホエールウォッチの船に乗ります。明日もシャチに会えるといいな!今日より近くで見られたらいいな☆
知床ネイチャークルーズ 基本情報
〒086-1833 北海道目梨郡羅臼町本町27-1
TEL:0153-87-4001
web:知床ネイチャークルーズ
船上での防寒着
登山用のフリースジャケット、レインスーツ上下、ズボンの中にはアンダータイツ。それから冬用の手袋、帽子です。
この上からさらに知床ネイチャークルーズで貸し出してくれる厚手のレインコートと救命胴衣も着たため、上半身だけで計7枚着用。それでも沖に出ると寒かったです。
これだけ着込んでもそんなに動きにくくなかったのでさほど着膨れていないつもりでいましたが、後でうっかり撮られていた写真を見たら団子が写っていました。着膨れるにもほどがあります。(ほんとに着膨れだけか?)