独旅ブログ(どくたびぶろぐ)

女ひとり旅の記録を綴っています。メインは国内一人旅。たまに海外も。

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17日間の修行in北海道(5)シャチの骨格標本と間歇泉

本日は、このブログに度々登場している羅臼ビジターセンターと、そのすぐ側にある間歇泉(かんけつせん)をご紹介します。

ビジターセンターには羅臼滞在中なにかとお世話になりました。羅臼湖や熊越の滝など知床横断道路方面へ行く時の拠点ですし、実は私、この近くに出没する牡鹿と心を(一方的に)通わせてしまって…。時間が許す限り会いに行っていたのです。と言っても行けたのはほんの数回ですが。

牡鹿に会いに行く度にビジターセンターにも立ち寄っていたので、センターの職員さんには不審者と思われていたかもしれません。またお前か!的な。通報されなくて良かったです。

とまあ気持ち悪い話はここまでにして、ビジターセンターは羅臼観光における便利スポットなのでご紹介しておきますね。

知床国立公園 羅臼ビジターセンター

人と自然を結ぶ拠点として、知床の自然や歴史に関する展示や情報提供を行っている施設です。数やサイズに限りがありますが、長靴の貸出もしています。

ここの職員さんは知床の自然に詳しいので、わからないことはぜひ聞いてみてください。

ここには2005年に流氷に挟まって亡くなったシャチの骨格標本があります。

シャチ骨格標本

全長7.65mのオスのシャチ。

2005年2月7日、羅臼町相泊でシャチの群れ12頭が流氷に閉じ込められ、うち9頭が亡くなるという痛ましい出来事がありました。

長年シャチ研究をしている方たちから伺ったお話では、亡くなった9頭のうち3頭は子供のシャチで、大人たちは自力で逃げられたのだけど、子供たちは自力で逃げることができず、子供たちを置いていくことができなかった大人たちも一緒にその場に留まった様子だったとのこと。

大人のうち一頭は、両手で子供を守るようにして亡くなっていたという噂もあります。

なんと痛ましい…。

シャチは愛情深い動物です。そして、社会性が高く、人間と同じような哀悼の感情も持つと言われています。この骨の主の最期を思うと、やるせない気持ちでいっぱいになる管理人です。

シャチフィギュア

骨格標本の隣にあるフィギュア。いいなぁ。欲しいなぁ。

所在地など

〒086-1822 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町6-27
TEL:0153-87-2828
休館日:1月4日 - 12月28日、月曜日及び年末年始
開館時間:5月 - 10月は9:00 - 17:00 / 11月 - 4月は10:00 - 16:00
駐車場あり(40台、無料)
入場無料
web:羅臼ビジターセンター

間歇泉(かんけつせん)

間歇泉とは、周期的に噴出している温泉のこと。羅臼の間歇泉は北海道指定天然記念物です。

噴出が止まった過去もあり、周期も不安定なよう。私が行った時は1時間に1度くらいの感覚で噴出していました。ビジターセンターの入り口に行き方案内と噴出予想時刻が設置されていますので、行く前に要チェック☆

間歇泉

プシューっと出るのは十数秒。あっという間でした。噴出前には徐々に煙が立ち上り始めるので、煙が出始めたらカメラ準備!

行き方

ビジターセンターの駐車場の脇に間歇泉入口があります。そこから徒歩5分ほどです。

間歇泉への道

間歇泉からビジターセンターに戻る道。

注意点と必需品など

服装

ビジターセンターと間歇泉に行くだけなら、動きやすい服装でOKです。雨の後は大きな水溜りができるので、汚れてもいい靴で行かれることをオススメします。

虫(蚊やダニ)がいるので、虫除けスプレーもあった方がいいです。

クマ ( ̄(エ) ̄)

いないとは言えないでしょうけど、まず大丈夫かと。間歇泉のところに登山道の入口があるので、むやみに入らないようにしましょう。

飲食物の持ち込みは気をつけて

毎回同じ事を書いていていいかげんしつこいですが(笑)、羅臼(というか北海道全域?)では外での飲食は気をつけてください。

アクセス

羅臼の道の駅からビジターセンターまでは3.4km。ママチャリでも行ける距離です。

徒歩旅の方

路線バスで「羅臼温泉」下車。そこから知床峠に向かって徒歩10分程度です。

路線バス時刻表
阿寒バス時刻表

車やバイクの方

羅臼側から知床横断道路を5分ほど進むと右手にあります。無料の駐車場あり。