両親が幼少期に離婚して以来ほとんど会ったことのない父と、初めて2人旅しました。行き先は上高地。その旅行記を書いています。
今回は宿泊先の「氷結の宿 徳澤園」のレビュー後編です。
【これまでの記事】 dokutabi.hatenablog.jp
気持ちのよいお風呂でサッパリした後は、ばんごはーん♪
お昼におにぎり1個と、道中におやつをちょっと食べただけだからお腹ペコペコです。
余談ですが、お昼に食べたおにぎりは父の手作り、道中に食べたおやつは私の手作りです。(山用の簡単おやつです。いつかレシピ公開したい!)
申し合わせたわけではなく、「せっかくだから手作りのものを…」とお互いに思ったようです。同じこと考えたんですね。しかも昼食とおやつって役割分担もできてるし。DNAのなせる業なのでしょうか。
父とは人生のほとんどを関わりなく生きてきたから「親子」という実感があまりなかったけれど、「やっぱり親子なんだな~」と感じた出来事でした。
友達同士でもあり得そうな偶然だけどネ(笑)
閑話休題。お待ちかねの夕食です。
夕食
お待ちかねと言いつつメニュー表だけですみません。お腹空きすぎてて写真撮る余裕がありませんでした…。
お食事は、個室の人と相部屋の人とで内容が違います。管理人たちは相部屋メニュー。個室メニューと比べると少なく見えますが、十分すぎるほど豪華でした。
サーロインステーキに岩魚、山菜そば、どれもすごく美味しかった。
特に岩魚が絶品でした。下界で食べる川魚とはまったくの別物で、川魚特有の臭みがないし、身がふっくらふわふわ!
最初はちょっとお上品に食べ始めたんですが、あまりの美味しさに気づいたら頭からバリバリいってましたw
また食べたいなぁ。
あと、お米もとっても美味しかった!
館内の様子
お風呂に行く前と食後に館内散策もしました。
これはお風呂に行く時に通った場所。お部屋は2階でお風呂や食堂は1階なので、1階に行くところです。
韓国の李氏朝鮮時代の箪笥がありました。あと、見切れてますが、箪笥の上にはガレのランプも。
キツネかな?可愛いです。
これは別の階段に飾ってあった豪華な着物。女将さんが嫁いで来る時に着て来た打掛だそう。きれ~い!
こちらはラウンジ…の、一角。実際はもっと広いです。沢山の人が寛いでいたので、差し支えないところを撮ったらこうなりました。
レトロな天井。
2階にも談話スペースがあります。
壁には作家・井上靖氏が徳沢園のために1枚だけ書いた直筆の「氷壁」の原稿が飾られていました。
それから、紅葉萌ゆる涸沢カールを背景に佇む井上靖氏の写真も飾られていました。日本一と言われる涸沢カールの紅葉は、写真で見てもため息が出るほど美しかったです。
いつか行きたい。いや、行こう。いつか必ず涸沢に行く。
そして、あの絶景をカメラに収めるんだ。
今まで目標なく山歩きしてたけど、今日からは涸沢が目標だ!
と、1人胸を熱くしながら館内をぐる〜っと一周。木のぬくもりを感じる内装に、センスの良いアンティーク家具と調度品の数々。ところどころにお花が飾られていて、どこもかしこも素敵でした。
山好きな人から憧れの宿と言われているのも納得です。
徳澤園のお土産
館内散策ついでに、みちくさショップでお土産を購入しました。
【The North Face×徳澤園】コラボスタッフバッグ(2,200円)
色は白、黒、赤と2019年の限定イエローの4色あったので、迷わず限定イエローを購入。
山吹色っぽい暖かみのある黄色、好きです。柄も可愛い♪
裏はノースフェイスのロゴが入ってます。
ノースフェイスのスタッフバッグは薄くて軽いのに強いので、何枚でも欲しくなります。
父の分も買って今回の旅のお礼&記念にプレゼントしたら、お返しにバンダナをもらってしまいました。
山岳雑誌「山と渓谷」の付録かな?
北アルプスの地図がプリントされています。
あっ、徳澤園ハッケン!
あれもこれも欲しいと言いながら、今回は散財しませんでした。現金をあまり持って行かなかったのと、目移りしすぎて却って買えなかったっていう。
選択肢が増えると選べなくなってしまう管理人でした。トホホ。
でも、次に行った時はチコバッグとシリコンのお財布買うって決めてるんだ。
朝食とサプライズ
翌日の朝食は、ごはん、みそ汁、卵料理とヨーグルト…というラインナップ。さわやかな空気の中で食べる朝食の美味しいこと!
そしてそして、なんと徳澤園から宿泊者全員に素敵なサプライズがありました。
令和元年のお祝いに…
紅白餅のお振舞い!
お、おっぱいみたい…と思ってしまったw
粋な計らいに嬉しくなりました。帰宅してから母と食べましたが、もっちもちで柔らかくって、とーーーっても美味しかったです。
徳澤園に泊まって
ここまでにも十分褒めちぎってきたので読んでいる人にはもうお腹いっぱいかもしれませんが、本当に素敵な宿でした。
山小屋とは思えないほどの快適さに加え、ところどころに飾られたお花やほっこりする動物のモチーフ、お餅のお振舞いなど、それがなくても宿泊者が困らないことにまで心配りがあり、宿の「気持ちよく泊まってもらいたい」という心意気を感じました。
郵便配達も宅配便も来ないこの山奥で、どうやってこれだけの物を用意しているのか…。その努力にただただ敬服します。
スタッフの皆さんの笑顔にも癒されました。
消灯後から翌朝暖炉に火が入るまでの間がめっちゃ寒かったり、携帯・カメラの充電がお部屋でできない(廊下に共用の棚があります)など多少の不便はありますが、あくまでも「山小屋」なので、そういったことも含めて「山」を楽しめれば素晴らしい宿だと思います。
管理人はまた泊まりたい…というか泊まりに行こうと思っています。
さて、父と2人旅、もう少しだけ続きます。