上高地旅行記、残すは宿泊先の徳澤園から上高地バスセンターまでの帰り道のダイジェストのみ。
来た道を帰るだけなので割愛しても良かったのですが、貼っておきたい写真(涸沢の写真)があったのと、この旅を通じて思ったことを残しておきたくて記事にしました。
【これまでの記事】 dokutabi.hatenablog.jp
徳澤園~上高地バスターミナルへ
8時半ごろにチェックアウトを済ませ、前日に来た道を戻り上高地バスセンターを目指しました。
2日目も天気回復せず。依然としてお山は見えません。
徳沢周辺にはお猿さんがいっぱい。前日よりも近くにいたので1枚パチリ。
道は相変わらず凍っていましたが、気温が多少上がったため前日よりは幾分かマシになっていました。
ただ、徳沢を出てすぐ冷たい雨がしとしと降り始めたので、体感気温は前日より寒い!
のんびり進んで雨に打たれるより早くバスターミナルに着いた方が体力的にラクだろうと判断し、小休憩を何度か挟む程度にしてガシガシ歩きました。
もうすぐ河童橋。透き通った梓川に水草が揺れています。
11時頃バスターミナルに到着しました。少し早いけど、バスターミナルにある上高地食堂でランチです。
管理人が食べたのはビーフカレー。じっくりことこと煮込んであって美味しかったです。
この後はシャトルバスであかんだな駐車場に戻り、名古屋へ帰りました。
いずれ必ず行く!憧れの涸沢
今回の記事のメインはある意味これです。
徳澤園で写真を見て惚れ込んだ、燃える涸沢。
(写真は「フリー素材ぱくたそ」]さんよりお借りしました。)
この写真を貼っておきたかったんです。皆様にお見せしたかった。(私が撮ったのじゃないけどw)
これほどの絶景時期にはなかなか行けないだろうけど、紅葉の涸沢に行きたい。すっごく。
いつ行けるかな。今年は無理かな…。来年には行きたいな。
ま、まずはトレーニングに励もっと!(・∀・)
涸沢(からさわ)は、上高地などから穂高連峰に登る手前の中継地点で、カールと呼ばれる、氷河期にできた渓谷です。日本有数の登山基地で、山小屋も、涸沢ヒュッテと涸沢小屋の2軒がある他、シーズンにはカラフルなテントが立ち並びます。7~8月まで大きな雪渓があり、夏スキーのゲレンデにもなります。
また、涸沢は、全国に名だたる山岳紅葉の名所で、信州の紅葉の名所の中で最初に色付く場所の一つです。そのナナカマドが真っ赤に色づく紅葉は、「涸沢が燃えている」と言い表されます。紅葉の見頃は10月上旬頃です。出典:信州とっておき情報
この旅を終えて
今回の旅は、父からの「上高地で令和元年を迎えよう!」というお誘いがきっかけでした。
今までの苦しいばかりの山行ですっかり山恐怖症になっていた管理人は、どうしようかすごく迷いました。また苦しい山行だったらイヤだし、長い道中の会話が持つのかという心配もあるし。
何度も書いていますが両親は管理人が幼少期に離婚しているため、管理人には父と過ごした記憶がほとんどありません。大人になってから父が突然我が家を訪ねて来るまで、父とは連絡を取ったことすらありませんでした。
そのため、管理人にとって父とは、「他人ではない」けど「家族でもない」という存在で、「父親という族柄である」という認識はあるけれど、自分にはあまり関係のない人…という感覚でした。
例えるならば、「あまりよく知らないけど存在は知ってる遠い親戚のおじさん」といった感じでしょうか。本当に遠い存在だったのです。
再会してからは数年に一度食事をしていますが、それで心的距離が縮まるかと言えばそうでもなく、相変わらず「遠い親戚のおじさん」でありました。
それだけに、「2人で旅行?しかも山!?」と躊躇したわけです。
でも、案ずるより産むが易しでした。
話題に特に困ることなく、無言の時間もさほど苦にならない。さすがに母といる時ほどのリラックス感や気の置けなさはありませんが、それでも思っていた以上に気楽に過ごせました。
まぁ多少はお互いによそよそしいというか、ぎこちない空気になることはありましたけどね(^^;
それでも、この旅行を経て、少しだけ父を身近に感じられるようになった気がします。行きたいところへどんどん行ってしまって同行者とはぐれるという悪癖や、幅狭甲薄で靴選びに苦労する足が父譲りであることも発覚しましたし…。
何というかもう、遺伝おそるべし。
あとは「上高地」が管理人のレベルに合ったハイキングであったことと、「徳澤園」という素敵な宿のおかげもあり、思い出に残るいい旅になりました。
山も好きになりました。涸沢行くとか言い出すくらいに…w
機会があれば、また父と上高地へ行きたいなーと思っています。
あ!でも、父と行くと野鳥が逃げてくんだよなぁ…。
父、熊鈴を小さいのから大きいのまで合わせて6個か7個つけていて、歩くとリンリンリンリン五月蝿いんですよ。野鳥ウォッチャーからしたら公害レベルの騒音です。平気なのは猿とカラスくらい (´д`)
次に上高地へ行く時は野鳥やオコジョとの出会いも期待したいから、やっぱり一人で行こっと!へへ。